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【体験談含む】産後うつを軽んじるべからず

2016年4月26日 17:00 頃から日テレ News every. で「なぜ?出産女性の自殺10年で40人3分の1が“産後うつ”ママの不安どう解消?」という特集が組まれていました。 ご覧になった方も多いかと思いますが、要点のみをピックアップしたいと思います。

産後うつとは

出産後、育児に関する不安や子供や育児が自分の思い通りにならない (例えば泣き止まない、夜寝ない、ミルクを飲まない、母乳が出ないなど) ことに極度の不安を覚え、様々な体調不良や気分の浮き沈みが激しい状態になること、だと認識している。

News every.によると、産後うつの相談として一番多いのは、泣きの相談とのこと。 この気持ちはすごくわかります。今もブログ書いている隣ですごい唸ってます...

産後うつと自殺

出産後1年までの母親と妊娠中の女性の死亡事例(東京23区)を見ると、 死亡した妊産婦89人中自殺した人が63人 70%以上が自殺との統計がでています…

また、出産後1年以内の自殺した女性の約50%がうつ病含む何かしらの精神疾患を患っていたとのこと。他人事ではありません。

我が家の場合

おっさんの嫁さんは妊娠前からパニック障害うつ病を患っていました。もちろん精神科にも通院し薬を処方されています。 妊娠をキッカケに嫁は精神科の通院を止め、精神安定剤の頓服も中断しておりました。

※医師からは出産に関して処方している薬は全く問題ないことを説明を受けておりましたが、飲まないことに越したことはないという嫁の判断で中断

症状は徐々に快方へ向かっていたため、おっさん自身多少うつ病を軽んじていた部分はあります。 出産後も健全な世間一般の母親のように子育てできるんじゃないかとその当時考えていました。

しかし、

  • 何をやっても泣き止まない
  • 自分の時間を削られる
  • 自分のペースで生活できない
  • 外出できず、家の中で缶詰状態

ウチの場合は上記のような理由で嫁は産後うつを発症してしまいました。

ある日、仕事から帰宅すると嫁の叫び声「なんで泣き止まないの!!!」、壁を叩く音が聞こえました。 急いで嫁のもとに行くと、泣きじゃくっていました。 相当辛かったんだと思います。 気持ちはわかります。言葉も通じない赤ちゃん x 2 と24時間一緒だとストレスもたまります。

このブログを読んでいる読者さんに一言言いたいのは、このような状態になったからと言って母親(父親)失格だと思わないでください。 あなたはすごい頑張っています、自信を持ってください。

我が家のうつ病対策

  • 嫁を精神科に通院させる
  • 緊急一時保育の申請をし、子供達と離れられる時間確保
  • 週末可能な限りおっさんが育児を担当し、嫁は買い物などリフレッシュできる時間を確保
  • 一番つらい深夜の授乳を交代制にした
    • 具体的には嫁:22時から4時まで離れた部屋で睡眠、その間おっさんが授乳担当、朝4時からは嫁とバトンタッチ。 これで嫁の睡眠時間はそれなりに確保できました(それでも疲労は溜まっているはず)

緊急一時保育はまだ申請中なのですが、それ以外はかなり効果がありました。 今のところ、一番ひどい状態から脱却できているとおっさんは思っています。

だからといってここで気を緩めるとうつ病は再発します。それほど恐ろしい病気なのです。

あなたはうつ病大丈夫?

特集では実際に新生児訪問で使われている質問集が出ていました。

当てはまる人は、まず身近なご家族に相談することをおすすめします。 うつ病は初期の対処が早ければ早いほど治療にかかる時間は短くすみます。 もしあなたのパートナーの様子がおかしい場合は、積極的にコミュニケーションをとってください。

最後に

産後うつ病は誰でも患う可能性があります。 私は大丈夫、と思わないでください。うつ病の怖いところは自分で正常な判断ができなくなることです。 あなたは大丈夫でも嫁(夫)は大丈夫ですか? 異変に気づけるのはあなただけです。日頃から十分なコミュニケーションを取るように心がけていくことが一番大切なんだと思います。